サブスク?都度決済?サービス課金方式の考え方

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予約システムに詳しいディレクター、小西です。日々ウェブサービス開発の企画を行うなかで、”これだけは事業計画の段階で押さえておきたい”という項目を解説します。
英会話スクールにせよフィットネスにせよ、オンラインサービス開発にあたって、まず検討しておくべき項目として課金方式があります。基本的には以下2種類のどちらか、もしくは両方を選択するケースがほとんどです。

サブスクリプション型(※以下サブスク)

一定のサイクルで定期的に課金を行う方式。
月会費/年会費という方式自体は昔から存在していたが、2010年代後半から日本でも動画や音楽コンテンツをサブスク型で提供するサービスが浸透し、サブスクという言葉自体も広く認知されるようになった。NETFLIXやAmazonPrimeVideoをイメージすると分かりやすいですね。

都度課金型

ユーザーがサービスを利用するタイミングで課金する方式。
例として、AmazonPrimeVideoは上記のサブスク型の課金に加えてこの都度課金型で有料のコンテンツを提供している。

単純にふたつの方式からどちらを採用するかと考えた場合、ほとんどの方は”サブスク”を選択されるのではないでしょうか。事業者目線で見た場合、サブスク型のサービスは定期収入が見込めるため、事業計画が立てやすく優れて見えますが、一方ユーザー視点で見た場合、”サブスク契約してもよいかな”と思わせるサービスには、基本的に次のような特徴があります。

  • 利用頻度が高い
  • 頻繁に新しいコンテンツが追加される
  • コンテンツの希少性が高い

今ご自分で契約されているサブスクサービスを見ていただければお分かりになるかと思いますが、少なくとも上記のいずれかの特徴を持っているのではないでしょうか。

こちらを見ていただけば分かるように、非常にたくさんの類似サービスが、”頻繁に””他にはないコンテンツ”を提供しますよ、という価値訴求をしている状況です。言い換えると、もしこれから始めようとされている事業が本当に上記の特徴を備えている場合、たとえニッチなサービスであっても、サブスクリプションで成功する可能性があります。

以上オンラインサービスを始めるにあたり、まず考えておきたい課金形態について簡単に整理してみました。課金形態はシステム設計の根幹に関わる部分となりますので、途中での仕様変更のインパクトが非常に大きい箇所となります。すでに会員基盤があるといった場合は別ですが、新規でオンラインサービスをはじめる場合、システム開発前に検討中サービスの特性の把握・市場調査を行い、サブスクで成功するチャンスがあるのかを見極めることは非常に重要です。

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この記事を書いた人

小西淳郎予約システムにかなり詳しいディレクター
予約システムなどウェブサービス開発の企画をメインにやっています。
会社のマネジメント全般もやっています。
レトロ格闘ゲーム好きですが四十肩で右腕が上がらなくなってきました。
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