オンラインレッスンに使える
映像配信ツールの比較(2021年版)
映像配信ツールの導入サポート・SDK/APIの組み込み開発を承っております。
どのツールを利用すれば良いのか分からない等、お悩みがあればお気軽にご相談ください。
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弊社では、2004年の創業当時から英会話や教育関連の予約システムを多数開発しています。
そして昨今、長引く新型コロナウィルスの影響もあり、オンラインレッスン関連のお問い合わせをいただくことがさらに多くなったと実感しています。
オンラインレッスンといえば、かつてはskype等を使用して講師と生徒が一対一でレッスンを行う、という形が主流でした。
しかし一昨年、ZOOMの爆発的なシェア拡大と、その他各社映像配信ツールのSDK・APIの拡充によりレッスン画面のカスタマイズなど、実装できることが格段に増えています。
オンラインビジネスは大きな進化の時期を迎えていると考えられますが、事業者様にとっては可能性がある一方でツールが乱立しており、どのツールが自社に適しているのか分からないという声をよくお聞きします。
各ツールにそれぞれ得意不得意があるため、マンツーマンレッスンも、大人数でのレッスンもサービス展開したい場合、複数のツール導入も視野に入れたほうが、トータルのコストが圧縮につながる可能性があります。
以下が各社の映像配信ツール比較表(自社調べ※2021年9月1日時点)です。
◎:非常に向いている ○:向いている △:できなくはないがコストが高くなる ×:対応していない
ZOOMの特徴
双方向のコミュニケーションツールです。
北米・日本国内では非常に高いシェアを誇ります。
中国大陸ではサービス品質が不安定であったり、使用できないという情報があります。
主な機能
ミーティング(基本機能)
一対一から500名まで(加入プランによって上限が異なる)のレッスンに利用できる。
塾やインターナショナルスクールの授業(参加者が数十人程度)をオンラインで再現するのに向いている。
ウェビナー(追加機能)
講師から500名まで(加入プランによって上限が異なる)の大人数の生徒に向けて授業を行うのに向いている。
基本的に生徒の映像/音声はオフだが、講師が任意の生徒をピックアップして、オンに設定(パネリスト設定)することができる。
開発者向けツール
Client SDK
ミーティングURLの自動生成など、自社システムとの連携のための機能が用意されている。
Fully Customizable SDK
ウェビナーをシステムに組み込む、オリジナルのフロント画面に映像を埋め込むといった場合に使用するが、モバイルブラウザ非対応であり、また国内での事例はかなり少ないなど、導入のハードルは高い。
VooV Meetingの特徴
ZOOMに非常によく似た双方向のコミュニケーションツールです。
中国企業のTenscentが開発しており、中国国内の大学で利用されていることから中国大陸のユーザー向けにサービスを提供する場合、有力な選択肢となります。
また新型コロナウィルス収束までは無償でサービス提供(300人までのミーティング)するというアナウンスがありました。
開発者向けツール
SDK・各種APIが用意されていますが、中国国内と国外で利用できるサービスが異なります。
2021年9月現在、SDKを利用するには有償プランの契約が必要ですが、契約者が中国国内の法人である必要があります。
Agoraの特徴
カスタマイズ開発を前提とした映像配信SDKです。ZOOMやSkypeと異なり、導入してそのまま利用することはできません。
カスタマイズ性は非常に高く、一例として以下のようなレッスン画面を実装することができます。
- ・講師が生徒側の映像を任意で操作する
- ・教材や映像を配信画面内に表示する
- ・投げ銭機能
また他のサービスとの大きな違いとして、日本の販売代理店サポートのサービスが良く、安心して開発を進めることができます。
公式サイト:https://www.agora.io/en/